2008年9月4日木曜日

フィンランド旅行記 前編 in Kokkola

9月3日に予定通りフィンランドから帰ってきました!!普通の旅行じゃできないような体験をいろいろしたので、向こうにいる間ずーっと楽しかったです♪

8月29日


着いたときに撮ったフィンランド航空の飛行機の写真です。ムーミンはフィンランド生まれです。 9時間半のフライトの後、現地時間18時ごろヘルシンキ空港に到着。空港に友達のイェンニが迎えに来てくれました。1年半ぶりの再会でほんとに嬉しかったです!この夏ヨーロッパは例外的に寒かったらしく、この日も大阪で言う11月くらいの寒さでした。

まず空港から車で10分ほどの場所にあるイェンニとサウリさん(彼氏)が住むアパートに向かいました。着くとまもなく犬のユキと散歩に行ってたサウリさんが帰ってきて、19時ごろにコッコラへ向けて車で出発しました。道中は写真のような田舎の風景が続きました。


コッコラとはサウリさんの実家や彼の2人のお姉さんの家族が住んでいる町で、そこに泊まらせてもらうことになってたのです。ヘルシンキからコッコラまでは車で約4時間半。そのうちの3時間半くらいは寝てました(笑)。時速130kmでハイウェイを走ってそれだけかかるということは、単純計算で500kmくらいの距離。高緯度の国なので夏は日が長く、20時台にはまだ太陽が見えてたけど、1時に着いたときにはさすがに真っ暗でした。

サウリさんのお姉さんのサイラさんや、そこに泊まりに来てたもう一人のお姉さん・ソイレさんの子どもたちに歓迎された後、この日はもうすぐに寝ることにしました。フィンランドでは高校を卒業したら親元を離れて暮らすのが普通ですが、その分離れて暮らす家族のところにはしょっちゅう遊びに行くそうです。人を家に呼ぶのが好きなオープンな人が多いので、私はラッキーなことにこの旅行で現地の人々の普通の暮らしを体験することができたのです。日本じゃ友達の友達とかでも初対面の人を家に泊めるなんて抵抗ありますよね?
私の隣がイェンニ、右端の男の人がサウリさん、抱っこしてるのは犬のユキです。






8月30日


この日は終日コッコラで過ごしました。まず朝はみんなで朝ごはん。パン、オレンジジュース、紅茶、ポーリッジ(聞こえたままに書いてるので本当にこんな名前かどうか…)を食べました。

フィンランドのパンはライ麦のものが多く、黒くて甘みが少ないのが特徴です。何種類か出されたうちの1つ、カレリアパイがすごく美味でした!タルトみたいな形のライ麦の生地の中に牛乳で煮込んだお米を入れて焼いてあります。って言ったら気持ち悪そうやけど、お米とはあんまり分からなくて、そのもちもちした柔らかい食感がおいしいです。お土産に買って、ただいま我が家の冷凍庫に眠ってます(笑)。カレリアパイはトーストしてバター、チーズ、ハム、ゆで卵など好きなものを載せて食べます。

それからポーリッジは同じくライ麦が原料で、おかゆみたいなものです。袋入りのミックスが売られてて、それを火にかけながらお湯で溶かすだけで完成です。それだけだとほぼ味がないので、ラズベリーやブルーベリーなどを添えて食べます。おかゆのようなデザートのような…。フィンランドはベリーがたくさん採れ、トナカイのお肉にもベリーソースをかけて食べたりします。


食事について書きすぎた…。その後イェンニとサウリさんと車で出掛け、コッコラのお祭(広場で露店や野外ライブなど)を少し見て、午後にはサウリさんのおばさんのヒルッカさんのお宅へ。こんな初対面の外国人を温かく迎えてくれ、ワッフルと紅茶まで用意してくれて、さらには手作りのウールの靴下までプレゼントしてくれて、何て優しいんだろうと思いました。おそらく40代以上で英語を話せるフィンランド人は少数派で、ヒルッカさんも話せないから直接コミュニケーションは取れませんでしたが、優しさをひしひしと感じました。



またサイラさんの家に戻って晩ご飯。サウリさんの両親やソイレさんたち家族が勢揃いし、昨日よりもたくさんの人が集まって名前を覚えるのに必死でした(笑)。日本らしいと思ってお土産に持って行ったぬれ納豆やおまんじゅうなどの詰め合わせを気に入ってもらえました。あんこって外国人には微妙かもと思ったけど意外に喜んでもらえたので良かったです。晩ご飯はフィンランド料理じゃないけどトルティーヤ。一緒にいただいたイチゴのシャンパンがおいしかったです。

そのあとイェンニ、ソイレさんの娘のレベッカ、ローサと私は家に備え付けのサウナに入りました。サウナはフィンランド発祥って知ってました?日本には東京オリンピックのときに伝わったそうです。フィンランドではサウナは極めてポピュラーで、一戸建ての家はもちろん、アパートにもユニットバスの奥についています。石を電気のヒーターで暖めて部屋の温度を上げ、その石の上に水をかけて蒸気を発生させます。そして暑さの限界が来たらサウナを出て庭にある小さなプールにジャンプ!まではしませんでした…。水が冷たすぎて。腰くらいまで入ったらもう寒さの限界で、みんなでキャーキャー言ってました(笑)。そしてまたサウナへ。心臓に悪そう…。2往復半(最後はサウナで終了)しました。

フィンランドには日本に興味を持ってくれてる人が多いような気がします。レベッカとローサに名前のカタカナを教えてあげたらすごく喜んでくれて、楽しそうに練習してくれました。あとイェンニに頼まれて「愛」と「夢」を和紙に筆で書きました。私は字が下手やけど、後でそれを部屋にインテリアとして飾ってくれたのを見たら、漢字って一文字書くだけで何かさまになるなぁと思いました。

で、日が長いのでまだ一日は終わりません!21時ごろから再びイェンニとサウリさんと出掛けて、次はコッコラ近郊のクルージングです。この町は別荘地らしく、8月最後の週末の夜に夏の休暇を打ち上げ花火でしめるというのが恒例行事だそうです。そしてその打ち上げ花火は個人で好きなように打ち上げます。素人がそんなことしていいんか?と思うくらい立派な花火もたくさんありました。船の上は真冬並みの寒さで、正直早く港に着いてくれと思ってたところ、1時間ほどであっという間に元の場所に戻ってきました。日付が変わって数分後、花火大会並みの素晴らしい花火がいっぱい打ち上げられました!そういえば今年初めて花火見たような…。

サイラさん宅に帰る途中、また車のなかで寝てました。幸いにも昼間に眠くなることはなかったので、時差ぼけはなかったようです。今はサマータイムで日本-6時間。家に着いたらすぐ寝ました。

これにて前編は終了。また後編を書きます!

サイラさん宅の庭からの景色。カナダの家もこんな感じでした。カラフルでかわいい。フィンランドでは建材のキットを買って自分で建てる人が多いそうです。すごい…!

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