2008年9月25日木曜日

誇るべき和食

久しぶりの更新になってしまいました。

この頃父の味覚が何かおかしくなったのか、母が作る料理にケチをつけることが多くなりました。ほとんど毎日「味が薄い」だの「まずい」だの言ってます。それが原因かは分からんけど、母が「料理するの面倒くさい」と言うようになりました。だからこの際自分が料理の練習をするチャンスだと考えて、たまに晩ご飯作ってます。

今日は母監修のもと、豚汁を7割くらい自分で作りました。その微妙な残り3割は白菜とじゃがいもを切るのと味付けです。他の具材(なす、豚肉)を切るのと味噌を溶かすのは自分でやりました。7割どころかそんなん5割くらいか…。しかも作るというほど大したことしてない。見栄張ってしまった(笑)。

で、その豚汁を食べながら、月並みながら和食って繊細な味やなぁと改めて思いました。だしの味って上品。母が作った筑前煮も美味しい。何で世界3大料理に和食が入らんのやろう。外国人だってお寿司とか味噌汁とか大体好きそうやのに。

日本人として生まれた以上、和食はいろいろ作れるようになりたいです。特に煮物系。外国の人に作ってあげて、その日本らしい美味しさを好きになってもらいたい。

がんばろーっと。

ちなみに。先日、キャベツと梅のおひたし、きのこと明太子のソテー、スタッフドピーマンのトマト版みたいなやつを本を見ながら作ってみました。娘の手料理を父は感想どころか「こんなもん食わん」と食べることすらしませんでした。確かにこんな反応されたら料理する気力なくなるのも分かる。

2008年9月13日土曜日

新幹線とぶどう

先週はフィンランド、今週は東京と横浜、それから岡山と香川に行って移動しまくりの2週間でした。

9/8(月)は東京にて内定者懇親会でした。初めてN700系に乗ってテンション上がった!とにかく静かで電車っぽくなく、何か飛行機に乗ってるかのような感覚になりました。でも飛行機より断然前の座席との幅が広い。内定者で集まるのはまだ2回目なので、一応この興奮は自分の心の中だけで留めておきました(笑)。
懇親会が終わると横浜を一瞬だけ観光。まっすぐ帰るのはもったいないけど、もう夕方だったので少しだけにしときました。で、赤レンガ倉庫に。ライトアップされててめっちゃ綺麗やったな~。ずっと横浜に行ってみたかったので、ここが見られただけでも感動でした!次こそは1日かけてもっといろんなとこ見よう。

9/10(水)はゼミ合宿で岡山へ。青春18切符で特急や新幹線を使わずに行きました。のどかな風景に癒された。けど頭から離れないのは旅館に着くと始まる卒論中間発表のこと。前日の「ぼくの雷が落ちなくてすむように準備しておいてください」という先生からのメールに凍り付いて、自分を含め何人かが行きの電車の中で先生に見えないように発表の準備をしました。まぁ実際は雷が落ちることはなく、ほっとしたのでした。

11(木)は岡山の宇野という港からフェリーで香川の直島へ。ここはイギリスの雑誌が選ぶ「世界で行きたい島ベスト7」にランクインしたという噂を聞きました。どこが良いかというと、安藤忠雄設計でベネッセが経営するホテル&美術館「ベネッセハウス」や古民家を芸術作品として改造した「家プロジェクト」など芸術的な香りがプンプンするところです。詳しくはこちら。海がきれいで観光地っぽいけど、住宅街で普通に生活してる島民の方もいてて、不思議なところでした。新と旧、非日常と日常が混ざり合ってるというか。そういうところが外国人にうけるのだろうか。暑くて日焼けするくらいお天気がよく、フェリーからの眺めは最高でした!

夕方岡山駅で解散したあと、私は岡山駅の近くに住むいとこの家に初めて行きました。今まではおばあちゃんの家でお正月に会うくらいだったけど、せっかく近くに来たので。そこで振る舞われた美味しすぎるぶどうについて書きます!
それは「瀬戸内ジャイアンツ」というマスカットのような色のぶどう。特徴は皮ごと食べられて種がないということ。上品な甘さで、ぶどう特有のたくさん食べたときに口の中に「何かの塊」が残る感じがないんです。分かります?やる気を削がれるだるい感じの塊(笑)。私はあの後味が苦手で今まであんまりぶどうが好きじゃなかったけど、これならいくらでもいけます。美味しい!お土産にまでもらって幸せです。
実はこのぶどう、贈答用のかなりお高いものだとか…。さっきネットで調べてみたところ、半日バイトしてようやく1房買えるくらいのお値段でした(笑)。ありがたや~。そりゃ美味しいわ。1粒ずつよく味わって食べます。

時間が遅かったので岡山から新幹線で帰ることに。またしてもN700系!よっしゃー!!行きは三ノ宮から岡山まで3時間かかったのに、帰りは岡山から新大阪まで45分くらいなんやね。さすが。

「最後の夏休みやな」と周りからよく言われることもあってか、いろんなとこに行きたい気持ちはまだまだ納まりません。そろそろ通帳の残高確認しないとな…。

2008年9月5日金曜日

フィンランド旅行記 後編 in Tampere, Helsinki

8月31日

朝起きて、イェンニ、サウリさん、私の3人はサイラさん(サウリさんのお姉さん)の家からソイレさん(もうひとりのお姉さん)の家に車で行きました。同じくコッコラにあるのですぐ着きました。今日はソイレさんの娘のレベッカの誕生日が近いからケーキを焼いたということで、招待してくれました。ちなみにソイレさん一家は昨日の夜のうちにサイラさん家から自宅に戻ってます。

昨日と同じような感じでパンとオレンジジュースと紅茶をいただき、そのあとに手作りのチョコレートケーキ3種類とクッキー2種類が出されました。よくこれだけ作れるなぁ…。日本やとこんな風に人を呼ぶ場合お店で買ってくることが多いと思うけど、コッコラには近くにケーキ屋さんなんてないような気がする。手作りのものもデパ地下のケーキと同じくらいの感動を与えてくれました。お母さんが自分の誕生日にケーキ作ってくれたらどれだけ嬉しいことか。しかもかなり美味しいし。

そのあと庭に咲いてるベリーを摘んで食べました。ラズベリー、西洋すぐりの実、thornberries(日本語訳が見つからない…。黄色くて小さい実です)、青りんごもありました。人の家の庭から好きなだけちぎって食べるなんて普通のツアーじゃできないですよね。良い経験でした。
コッコラに別れを告げ、次はタンペレに向かいます。ここに行く目的はムーミン谷博物館。日本人の観光客にも人気のあるところです。車でひたすら田舎の町を走り抜けました。あちこちに牧場があり、森があり、湖がありました。めっちゃ癒されます。フィンランドには山がなく、遠くまでよく見渡せます。このきれいな景色を見てると、早くも「日本に帰りたくないなぁ」と思い始めたのでした。やっぱり途中寝てたけど(笑)。

4時間のドライブの後、タンペレに到着しました。ここはちょっと古い町並みでフィンランド第2の都市です。ムーミン谷博物館は市立図書館の1階にあります。原作者のトーベ・ヤンソンさんの原画や、物語の一場面を精密に再現したミニチュアなどがたくさん展示されています。実はムーミンの本を読んだことがなかったのですが、こうして見てみると決して子どものためだけの物語ではないと思いました。人生の教訓みたいなものが感じとれるというか…。ただ愉快なだけの話ではないようです。トーベ・ヤンソンさんは社会風刺の雑誌の表紙を描き続けてたらしく、ムーミンにも彼女の社会に対する考え方が反映されてるのかなぁと考えました。今度ムーミンの絵本読んでみます。

タンペレはコッコラとヘルシンキの間にあり、このあとさらにヘルシンキに向かってドライブしました。途中、ideaparkという大きいショッピングモールに寄りました。そこで晩ご飯にピザを食べ、いろいろ買い物しました。まず今月13日(だったかな…)銀座に日本初上陸する服のお店「H&M」へ。確かスウェーデン発祥で、雰囲気はコムサみたいな感じですが、かなりお安いです!日本にできる前に行けただけで感動しました(笑)。そこで買ったのはワイン色のボレロのようなカーディガンと黒のシャツワンピです。2枚で約6000円でした!安いですよね~。日本の雑誌で見たら、日本のH&Mは全体的にもうちょっと高めのような気がしました。あと、フィンランドのお土産として有名なのがイッタラのグラス。スーパーで安く買えました。多分フィンランド人なら一家に絶対1つはあるだろうというくらいポピュラーなものです。シンプルでおしゃれ。それから世界一まずい飴「サルミアッキ」も買いましたよ~。

ideaparkを出てから1時間後くらいにヘルシンキのイェンニとサウリさんの家に着きました。これから2日間はここに滞在します。


9月1日

今日はものすごく特別な経験をしました。何と出版社で半日働いたんです!!

イェンニは出版社でファッション誌のライターとして働いてるのですが、その会社のクロスワードや数独(数字のパズルみたいなもの)専門の雑誌の編集部の人に表紙のデザインに使うため「数独」と漢字で書いてほしいと頼まれてたんです。数独は日本から来たものなので、その雑誌の表紙も金閣寺の写真とか日本っぽいものがよく使われてます。で、「数独」と書いたほか、「解いて賞金をもらおう」とか9パターンくらい日本語を書きました。またしても下手なのに筆で…。編集部の人たちが日本にすごく興味を持ってくれてたので、成人式のときに撮った着物姿の写真を見せました。そしたら「雑誌でその写真使いたい」と…!雑誌に自分の写真が載るとか恐れ多すぎる…。けどもしそうなったらほんとに嬉しいです。家宝やわ(笑)。自分の書いた文字が雑誌の表紙になるのも感動です。早く出来上がりが見たい!!この写真は編集部の人たちと。

お昼には社員食堂で編集部の人たちとイェンニとお昼を食べました。バイキング形式で学校の食堂以上に大きいところでした。フィンランドの伝統的な料理、サーモンのスープが美味しかったです。編集部にお邪魔して社員食堂でタダで食事した旅行客なんてこの会社に今までいただろうか(笑)。自分にとってもこの先の人生こういうことは二度とないやろうから、ほんとに貴重な経験でした!!

午後はイェンニのファッション誌の編集部に行き、彼女の横で雑誌読んで時間をつぶしました。個人がブースで仕切られた作りだとはいえ、ここでは漢字を書くわけでもなくただぼーっとしてるだけなのに入るのを許可してくれるとは何という懐の深さでしょう。人生で一番特別扱いされたような気が(笑)。

15時ごろイェンニが記事を書き終え、ヘルシンキの街に出掛けました。ヘルシンキ大聖堂に行き、イッタラと同じくフィンランドの家庭に1つは雑貨があるであろうマリメッコで買い物しました。それから、「かもめ食堂」に行きました。「かもめ食堂」は小林聡美、もたいまさこ、片桐はいり主演の2年くらい前に公開された映画で、ヘルシンキのこの「カハヴィラ・スオミ」というカフェで撮影されました。現在はパスコ(やったっけ?)の食パンのCMでここが映っています。写真はたまたま店の前にいた日本人観光客の人に頼んで、お互いに撮ってもらいました。ロケ地ということでやっぱり日本人に人気の観光スポットだそうです。中では名物のシナモンロールとコーヒーをいただきました。おいしかったです。フィンランド人はコーヒーにかなりこだわりがあり、何とスタバはないのです。ビジネスとして成功する見込みがあまりないとか。イェンニいわく「スタバもまぁ悪くはないけどフィンランドのコーヒーの方が濃くておいしい」とのこと。私スタバのコーヒーで十分濃くておいしいと思ってたんですけど…。













家に帰るとすぐサウリさんがユキの散歩から戻ってきました。フィンランドの会社は大体残業がありません。定時に終わって夜は家でゆっくり過ごすのです。そして晩ご飯はサウリさんの手作り料理。エルクス(エゾシカ?)のお肉のソテー、マッシュポテト、にんじんです。お水は水道水(きれいなので飲める)に専用の機械で炭酸を発生させたものにバジルとベリーを浮かべて風味をつけたものです。おしゃれやな~。お肉とベリーのソースは意外にも合います。




このあと家のサウナを使わせてくれました。こちらは一人用です。サウナの中にキャンドルを置いてくれたので、電気を消してみました。キャンドルの光って落ち着きますよね~。フィンランドの家ってこの旅行で4件見たけど、どこも間接照明をうまく使ってるなと思いました。キャンドルも各家庭にあるし。明るすぎないから落ち着くんかな。インテリアにこだわるのが当たり前なのかも。どこもおしゃれでした。

9月2日 最終日

朝イェンニと出掛けました。この日はある日本人の方と待ち合わせしてたのです。その方とは、イェンニの知り合いの知り合いのエツコさん。イェンニの知り合いから紹介され、今日会うことになりました。エツコさんはフィンランド人男性と結婚し、赤ちゃんがいます。よく考えたらフィンランド人とはこの旅行でたくさん知り合ったけど、日本人は初めて。何日かぶりに日本語を話すと日本語が下手になってました(笑)。英語では気にしなくて良い敬語を日本語では常に気にしながら話すから難しいのかな。英語で話すと日本人はオープンな性格になるような気がする。


上の写真の右の方に映ってる人に注目(笑)。3人と赤ちゃんとでウスペンスキー寺院(下の写真)に行った後、イェンニは仕事が残ってるのでここで別れました。私たちはデザインミュージアムに行きました。フィンランドがスウェーデンやロシアに支配され、そこから独立して自分たちのアイデンティティーを築き上げていったという歴史と、フィンランドらしいデザインのものとの関係を解説してありました。フィンランドらしさとは豊かな自然や機能性だそうで、それを表現した製品が展示されていました。

お昼はカフェに行きました。しばらくするとお昼休み中のイェンニとサウリさんも来ました。エツコさんとはここでお別れしました。食事の後、サウリさんは仕事に戻り、イェンニと私はストックマンというデパートへ。ここでカレリアパイやポーリッジ(前編参照)を買い、空港に向かいました。

そして空港でイェンニともお別れ。もう毎日楽しすぎてあっという間の5日間でした。フィンランドは優しくて社交的な人ばかりで、平和で自然が豊かで、おしゃれな雑貨がたくさんあって、ほんとに良いところでした。自分の人生にかなり大きい影響を与えてくれたんじゃないかと思いました。いつか移住したいわ~。フィンランド語勉強しないと。就職してボーナスもらったらまた行きたい!

Kiitos!
ありがとう!

2008年9月4日木曜日

フィンランド旅行記 前編 in Kokkola

9月3日に予定通りフィンランドから帰ってきました!!普通の旅行じゃできないような体験をいろいろしたので、向こうにいる間ずーっと楽しかったです♪

8月29日


着いたときに撮ったフィンランド航空の飛行機の写真です。ムーミンはフィンランド生まれです。 9時間半のフライトの後、現地時間18時ごろヘルシンキ空港に到着。空港に友達のイェンニが迎えに来てくれました。1年半ぶりの再会でほんとに嬉しかったです!この夏ヨーロッパは例外的に寒かったらしく、この日も大阪で言う11月くらいの寒さでした。

まず空港から車で10分ほどの場所にあるイェンニとサウリさん(彼氏)が住むアパートに向かいました。着くとまもなく犬のユキと散歩に行ってたサウリさんが帰ってきて、19時ごろにコッコラへ向けて車で出発しました。道中は写真のような田舎の風景が続きました。


コッコラとはサウリさんの実家や彼の2人のお姉さんの家族が住んでいる町で、そこに泊まらせてもらうことになってたのです。ヘルシンキからコッコラまでは車で約4時間半。そのうちの3時間半くらいは寝てました(笑)。時速130kmでハイウェイを走ってそれだけかかるということは、単純計算で500kmくらいの距離。高緯度の国なので夏は日が長く、20時台にはまだ太陽が見えてたけど、1時に着いたときにはさすがに真っ暗でした。

サウリさんのお姉さんのサイラさんや、そこに泊まりに来てたもう一人のお姉さん・ソイレさんの子どもたちに歓迎された後、この日はもうすぐに寝ることにしました。フィンランドでは高校を卒業したら親元を離れて暮らすのが普通ですが、その分離れて暮らす家族のところにはしょっちゅう遊びに行くそうです。人を家に呼ぶのが好きなオープンな人が多いので、私はラッキーなことにこの旅行で現地の人々の普通の暮らしを体験することができたのです。日本じゃ友達の友達とかでも初対面の人を家に泊めるなんて抵抗ありますよね?
私の隣がイェンニ、右端の男の人がサウリさん、抱っこしてるのは犬のユキです。






8月30日


この日は終日コッコラで過ごしました。まず朝はみんなで朝ごはん。パン、オレンジジュース、紅茶、ポーリッジ(聞こえたままに書いてるので本当にこんな名前かどうか…)を食べました。

フィンランドのパンはライ麦のものが多く、黒くて甘みが少ないのが特徴です。何種類か出されたうちの1つ、カレリアパイがすごく美味でした!タルトみたいな形のライ麦の生地の中に牛乳で煮込んだお米を入れて焼いてあります。って言ったら気持ち悪そうやけど、お米とはあんまり分からなくて、そのもちもちした柔らかい食感がおいしいです。お土産に買って、ただいま我が家の冷凍庫に眠ってます(笑)。カレリアパイはトーストしてバター、チーズ、ハム、ゆで卵など好きなものを載せて食べます。

それからポーリッジは同じくライ麦が原料で、おかゆみたいなものです。袋入りのミックスが売られてて、それを火にかけながらお湯で溶かすだけで完成です。それだけだとほぼ味がないので、ラズベリーやブルーベリーなどを添えて食べます。おかゆのようなデザートのような…。フィンランドはベリーがたくさん採れ、トナカイのお肉にもベリーソースをかけて食べたりします。


食事について書きすぎた…。その後イェンニとサウリさんと車で出掛け、コッコラのお祭(広場で露店や野外ライブなど)を少し見て、午後にはサウリさんのおばさんのヒルッカさんのお宅へ。こんな初対面の外国人を温かく迎えてくれ、ワッフルと紅茶まで用意してくれて、さらには手作りのウールの靴下までプレゼントしてくれて、何て優しいんだろうと思いました。おそらく40代以上で英語を話せるフィンランド人は少数派で、ヒルッカさんも話せないから直接コミュニケーションは取れませんでしたが、優しさをひしひしと感じました。



またサイラさんの家に戻って晩ご飯。サウリさんの両親やソイレさんたち家族が勢揃いし、昨日よりもたくさんの人が集まって名前を覚えるのに必死でした(笑)。日本らしいと思ってお土産に持って行ったぬれ納豆やおまんじゅうなどの詰め合わせを気に入ってもらえました。あんこって外国人には微妙かもと思ったけど意外に喜んでもらえたので良かったです。晩ご飯はフィンランド料理じゃないけどトルティーヤ。一緒にいただいたイチゴのシャンパンがおいしかったです。

そのあとイェンニ、ソイレさんの娘のレベッカ、ローサと私は家に備え付けのサウナに入りました。サウナはフィンランド発祥って知ってました?日本には東京オリンピックのときに伝わったそうです。フィンランドではサウナは極めてポピュラーで、一戸建ての家はもちろん、アパートにもユニットバスの奥についています。石を電気のヒーターで暖めて部屋の温度を上げ、その石の上に水をかけて蒸気を発生させます。そして暑さの限界が来たらサウナを出て庭にある小さなプールにジャンプ!まではしませんでした…。水が冷たすぎて。腰くらいまで入ったらもう寒さの限界で、みんなでキャーキャー言ってました(笑)。そしてまたサウナへ。心臓に悪そう…。2往復半(最後はサウナで終了)しました。

フィンランドには日本に興味を持ってくれてる人が多いような気がします。レベッカとローサに名前のカタカナを教えてあげたらすごく喜んでくれて、楽しそうに練習してくれました。あとイェンニに頼まれて「愛」と「夢」を和紙に筆で書きました。私は字が下手やけど、後でそれを部屋にインテリアとして飾ってくれたのを見たら、漢字って一文字書くだけで何かさまになるなぁと思いました。

で、日が長いのでまだ一日は終わりません!21時ごろから再びイェンニとサウリさんと出掛けて、次はコッコラ近郊のクルージングです。この町は別荘地らしく、8月最後の週末の夜に夏の休暇を打ち上げ花火でしめるというのが恒例行事だそうです。そしてその打ち上げ花火は個人で好きなように打ち上げます。素人がそんなことしていいんか?と思うくらい立派な花火もたくさんありました。船の上は真冬並みの寒さで、正直早く港に着いてくれと思ってたところ、1時間ほどであっという間に元の場所に戻ってきました。日付が変わって数分後、花火大会並みの素晴らしい花火がいっぱい打ち上げられました!そういえば今年初めて花火見たような…。

サイラさん宅に帰る途中、また車のなかで寝てました。幸いにも昼間に眠くなることはなかったので、時差ぼけはなかったようです。今はサマータイムで日本-6時間。家に着いたらすぐ寝ました。

これにて前編は終了。また後編を書きます!

サイラさん宅の庭からの景色。カナダの家もこんな感じでした。カラフルでかわいい。フィンランドでは建材のキットを買って自分で建てる人が多いそうです。すごい…!